メモリーカードが使用できないのは何故ですか?

Qubiiシリーズで初めてバックアップを行うメモリーカードには、「メモリーカードチェック」が行われます。不良メモリーカードを排除することで、大切な写真や動画をダメージから守ります。不良メモリーカードとは?Qubiiアプリが検出したメモリーカードの不具合は、「表示容量と実容量の不一致」と「品質不良」の2種類に分類されます。検査を通過したメモリーカードは、将来エラー発生の可能性が無いというわけではありませんが、検査によってその可能性を最小限に抑えることができます。

不良メモリーカードとは?

Qubiiアプリが検出したメモリーカードの不具合は、「表示容量と実容量の不一致」と「品質不良」の2種類に分類されます。検査を通過したメモリーカードは、将来エラー発生の可能性が無いというわけではありませんが、検査によってその可能性を最小限に抑えることができます。

容量の不一致について

一部の悪質なメーカーは、容量を「偽装」したメモリーカードを製造しています。
例えば、実際の容量は16GBしかないのに、512GBと表示して販売します。

 パッケージへの虚偽表示だけでなく、パソコンやデジカメにメモリーカードを接続した際の容量表示も偽装されています。
全体容量が512GBと表示されますが、実際の容量は16GBしか無いため、写真や動画を撮り続けても「書き込みができたように見せかけて、実際には書きこまれていない」または「16GB部分に繰り返し上書きされる」事になります。

そして後で写真や動画を確認する際に、ファイルエラーの発生や大切なデータが失われていることに気付くのです。
Qubiiアプリで「容量不一致」が検出されたメモリーカードは、不正な商品ですので、今後一切使用しない事をお勧めいたします。

品質不良について

メモリーカードはIC(集積回路)の一種である保存技術「フラッシュメモリ」使用した記憶装置です。この種のICの製造初期段階で使用されるWafer(ウェハ)は、半導体関連製品に欠かせない材料です。

円形のウェハをメモリーカードに製造する際、まず1枚1枚の四角形のDie(チップ)に分割します。
切り分けた後には、ふちに近い部分に品質不良で使用できない角部分が残ります。

切り分け後のチップには、精密な検認試験が行われ、試験に通ったチップのみがメモリーカードの生産工場に送られます。
検査に通らなかったチップと、残った角部分は淘汰され使用されることはありません。

これらの淘汰されたメモリーチップは、「ダウングレード・フラッシュ」と呼ばれます。
本来メモリーカード等のストレージ製品に使われるべきではないこれらのチップが、一部のメーカーが開発した「淘汰された材料を良品に再構成する」技術 によって、販売可能な製品に作り替えられます。
不良な原材料を本当に実用可能なレベルに達した製品にできるのか、これらの製品の寿命と安定性は大きな問題です。

Qubiiでバックアップするのに適したカードの選び方

まずはじめに、データの永久保存を保証できるメモリーカードメーカーは一つもありません。
永年保証を提供している場合、保証を通して新しいカードに交換することはできても、データの保存に関してはサポート外なので、画像や動画は永久に失われてしまいます。
ですので、記録メディアを選ぶことは大切なデータを保存するためには非常に重要となります。

また、データを長期的に、より確実に保存するために、バックアップを複数作成することをお勧めします。
重要データのバックアップを正しく管理することと、有効なデータの保存方法を考える、それこそがQubiiシリーズが担った使命です。

1. メモリーカードの標示を確認する

SDXCカード

UHS-Iインターフェースをサポート。但し、スピードクラス(読み書き速度)の標示はなし。

SDXCカード

UHS-Iインターフェースとスピードクラス1をサポート。

SDHCカード

UHS-IIインターフェースとスピードクラス3をサポート。

標準画質=480p、HD=720p、フルHD=1080p

Qubiiでバックアップするには最低でも10MB/sの書き込み速度が必要です。
但し、メーカーの標示では必要書き込み速度を満たしていても、いつもそのパフォーマンスを発揮できるとは限りません。
(※Qubiiアプリでは、実際にスマートフォンに接続した場合での転送速度を検査することができます。)

2. アプリケーションパフォーマンスクラスを確認する

アプリケーションパフォーマンスクラスは、主にAndroidスマホでのSDメモリカードへのアプリインストールや、アプリデータの保存をする際に、快適に利用するための規格として策定されました。

3. 大手メーカーのカードを選択する

大手メーカー産といっても直接品質を保証するものではありませんが、たとえば世界的なメーカーであるSanDiskやSamsung、Lexar、Kioxiaなどは、ウェハー(ICチップの材料)から最終的なメモリ系の製品の生産まで行っています。

製造に関わるフローを一貫して管理することで、メモリチップの品質をコントロールしやすくなり、理論上これらのメーカーのメモリーカードは比較的品質が良いとされています。

これらの大手メーカーはよく非合法的なメーカーによる「偽カード」の標的になり、相場より極端に価格の低いメモリーカードの中には、結構な確率で偽物が出回っています。

4. 公式代理店の商品を購入する

一般的に、メーカーのメモリーカードは各国に代理店があり、その市場での販売とサポートを行なっていますので、各メーカーのアフターサポートを検索すると、その地域での代理店を探すことができます。
代理店を通さずに輸入販売している「並行輸入品」は、たとえメーカーの本物であっても、価格競争による経費削減のため、きちんとしたアフターサービスを提供していなかったり、さらには偽物と混ぜ合わせて販売しているなどといった場合があります。

5. Maktarが販売しているカードを購入する

SanDiskとMaktarは長期に渡って取引を行なってきたパートナーであり、弊社での厳格なテストを行った上でQubiiシリーズとセット販売するmicroSDカードを選択しています。
お客様が誤ってSanDiskの偽物や並行輸入品を購入するのを防ぐためにも、弊社はSanDiskの販売者の一員となりました。
そのため、弊社がQubiiとセットで販売しているSanDiskのカードは全て代理店の正規品です。